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エビデンス

  Evidence Based Medicineとは、根拠に元ずく医療という事である。催眠は、療法の一つとして使われることがあるが、そこにはエビデンスという要素が不可欠であると思う。
 ここに、一つのエビデンスを示す。

「禁煙のための催眠療法」

 否定的な結果である。だからといって、催眠が禁煙に全く効かないと簡単に結論づけるのは良くないと考える。しかし、催眠で禁煙をやるからには、この結果を知っておく必要はあるであろう。
 他にも、催眠で記憶力があがるとか、緊張しないとか色々と言われているが、根拠のある治療というのが、必要だと思う。
 臨床心理学に、「臨床の知」というのがある。経験主義とも言えるかも知れない。根拠はどうであれ、治れば良いという考えにも近いかも知れない。確かに、体が不調な人を前に、理屈をこねてもその人は治らないかも知れない。だからといって、根拠をないがしろにして良いというわけではないと思う。知識と技術は、どちらも重要である。催眠術をやる人たちは、たいがい技術優先、経験至上主義である人が多い。そういう人たちの話を聞いていると、綱渡りのような、危ない誘導をしている事がある。一歩間違えたら、被験者に悪影響が及ぶのでは無いかと思ってしまう。
 催眠をやるなら、最低限のエビデンスを身につけなくてはいけないと、私は思う。

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