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凝視法の話

催眠は、被暗示性の亢進されただと言う考えがあります。
簡単にいうと、暗示に対して反応しやすくなっている状態が
催眠であるという事です。
これについても色々と議論はあるのですが、
催眠の一側面を表しているとは言えるのではないでしょうか。

凝視法という誘導があります。
催眠誘導の方法としては、かなりメジャーな方法で、
テレビとかでも良く見かけるのではないかと思います。
説明としては、凝視することにより、意識が狭窄するとか
あとは、神経を疲れさせるとか、いろいろ言われていますが、
その中身は今回は置いておきます。

さて、過去にこんな実験がなされました。
ある一点をただ凝視させるだけという実験です。
凝視に催眠誘導の効果があるかどうかを確かめる実験と言えるかもしれません。
実験の協力者は、二つのグループに分けられました。
ひとつは、催眠を期待しているグループです。
そして、もう一方は催眠を期待していないグループです。
要するに、凝視させるのに、催眠になると思っているグループと
その凝視が催眠と関係ないと思っているグループだと思ってください。
そして、彼等に凝視だけをさせました。催眠誘導はまったくありません。

その結果、催眠を期待しているグループは、見事に被暗示性が亢進されました。
しかし、催眠を期待していないグループはそうなりませんでした。

この結果をどう解釈するかは難しいところですが、
つまり、ただ凝視するだけでは催眠にはならないことがまず一つ分かると思います。
逆にいえば、催眠を期待して凝視すれば、他は特になにもしなくても
催眠になってしまうということも言えるでしょう。
他に言えば、凝視なんてどうでも良くて、催眠を期待していれば
どんな方法でも催眠になってしまうのかもしれません。

凝視法といったテクニックも大事なのかもしれませんが、
催眠をやるなら、もっと知っておくべきことがあるのでは、と常々思います。

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