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カタレプシー

先日紹介したばかりのブログ、「徒然なる催眠以前」で
おもしろいエントリーがあったので、同じ話題で書きたいと思います。

実はカタレプシーについて、
書こう書こうと思っていた所なのでした。
そのポイントは、古典催眠で言われているカタレプシーと
一般的なカタレプシーは実は違うのです。
というか、古典催眠で言われているカタレプシーというのは、
多分、誰かが催眠の本とかを読んで、間違って理解したのが
広まってしまったのだと思います。

さて、その間違ったカタレプシーの正体は、
催眠による運動支配です。カタレプシーではありません。
運動支配は、催眠の現象としては多くの人が起きるもので、
誘導初期に使われるものです。

では、本当のカタレプシーは催眠と関係ないのでしょうか?
実はそうではありません。催眠誘導のきっかけとしては、
本来の意味でのカタレプシーも使われます。
例えばエリクソンは、カタレプシーの誘導を使っています。

古典催眠でのカタレプシーは、間違った使い方であるのですが、
多くの人催眠術師は、それをカタレプシーだと思っていて
しかし、本来の意味でのカタレプシーも催眠誘導で使われている。
という、訳の分からない状況になっています。

ただ、言葉というものは日々変化していくものなので、
催眠でのカタレプシー=簡単な運動支配に変わっていくのは、
仕方がないことかもしれません。
しかし、せめてブログ「徒然なる催眠以前」に書かれているように

カタレプシーとは、外から与えられた姿勢を変えられないことでした。
一般的なカタレプシーと古典催眠のカタレプシーはちょっと違います。
古典催眠のカタレプシーは単純に姿勢が変わらないだけではありません。
それは古典催眠では運動支配になります。

これくらいの知識は持っていて欲しいし、
違うんだという事を知って使って欲しいと感じます。
催眠誘導の多くの部分は、言葉が占めるというのに、
こういった言葉に関しては、鈍感な催眠術師が
多くいるというのが私の感想です。

ちなみに、エリクソンが使ったカタレプシーを誘発し
催眠誘導する方法で、私は今まで失敗したことがありません。
というか、カタレプシーを誘発出来なくても、
も相手にそれが失敗だとは絶対に思われない誘導方法なので、
結果として催眠誘導に失敗することがないのです。
これを、使える催眠術師の人を私は見たことがありません。
ただ、テクニックとしてよりも、何故この方法が有効なのか
その意味を理解することの方が重要なのです。

そういった観点から、紹介したブログは、
テクニックが意味をなす理由について理解しているように
私には思えます。そして、それを言葉にして説明する
のが上手いなと思いました。

カタレプシーの説明
http://www.s3wam.net/mental-health/glossary/gl_xcont13.html

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