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Derren Brown part2

Derren Brownの解説パート2です。
"voodoo"という題名の不思議なVTRです。
今回は、これを分かる範囲で
催眠的な部分だけ解説します。

先ず、内容ですが、
森の中でDerrenが女性に話をしています。
その後、女性を立たせて人形を見せます。
そして女性の指輪を人形に入れます。
そうしたらDerrenは後ろを向き、
人形をひもで縛ります。
すると、女性は動けなくなります。
さらに、女性の10カウントさせながら
人形の口の部分(?)を縛ると
女性がしゃべれなくなる、というものです。

さて、解説です。
全体的な事を言えば、この動画は
催眠の基本的な現象を使った動画です。
催眠では、体の動きが止まったり
声が出せなくなるという現象が起きます。
つまり、簡単にいってしまえば、
催眠誘導をして体が動けない暗示
声が出せない暗示をした動画です。

しかし、Derrenは催眠誘導の部分と
暗示の部分をとても自然にやっています。
所謂、催眠誘導に見えない方法で
催眠誘導をしています。
そういう意味では、とてもエリクソン的な
動画であるとも言えます。

で、この動画の一番の肝は
セッティングです。
この場所がそもそも、この動画の現象を
起こす一番のポイントになっています。
そして、文化に根付いた信念を
とても上手く利用しています。
これもとてもエリクソン的です。

イギリスの動画だと思いますが、
枯れ葉が敷き詰められた森の中
そして、黒ずくめの衣装。
やはり連想されるのは、魔女だったり
魔法だったりすると思います。
日本であれば、神社やお寺という
場所に近い感覚を女性は
感じているかも知れません。
そういった、ものを連想させる場所である
それだけで、トランス的な感覚が
引き起こされています。

そして、催眠誘導のきっかけは握手というか
手を持ち上げたときです。
あの時に、Derrenは色々な事をして
右手のカタレプシーを起こしています。
これがきっかけでトランスに入れています。

そして、ここからが暗示です。
今回の暗示は言葉ではなく
人形というシンボルを使ったものです。
相手の大事なモノを人形に入れる
という儀式的な行動によって、
間接的に人形と相手を結合します。
エリクソン的に言えば結合法ですね。

そこからは、むつかしいことはありません。
人形を動かしながら
”できますか?””試してますか?”という
”××出来ない”という前提を含んだ
言葉を使いながら、その暗示を強化しながら
体の動きを止めたり、声を止めたりしています。

以上が解説です。

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